光と時間を受け止める、
静かなグラス。
Glass Studio Uka のゴブレットが教えてくれる、
大人の一杯の愉しみ方。
透明なのに、豊かな表情を持つグラス。
お店を営んでいると、時々不思議な器に出会います。 派手ではない。目を引く色でもない。 けれど、なぜか何度も手に取りたくなる。
Glass Studio Uka のゴブレットも、そんな作品のひとつです。 透明なガラスの中にわずかな揺らぎを含みながら、 光を受けるたびに繊細な陰影を生み出す。 静かな存在感を持つ、手仕事のグラスです。
吹きガラスならではのやわらかな曲線は、 均一ではないからこそ美しい。 人の手がつくった痕跡がそのまま形に残り、 飲み物を注ぐことでさらに表情が立ち上がります。
光と時間を受け止める、
静かなグラス。
クラック模様がつくる、小さな景色。
この作品の最大の特徴は、グラス下部に施されたクラック模様です。 底から中央付近まで広がる細かなひび状の表情は、 実際の割れではなく、制作工程の中で生み出された意匠です。
光が差し込む昼間には、水面のきらめきのように。 夜の灯りの下では、琥珀色のお酒や氷の輝きを映し込みながら、 ガラスの中に小さな景色をつくります。
お酒を飲むための器でありながら、 眺める時間まで愉しませてくれる。 そんな不思議な魅力があります。
お酒の味だけではなく、時間を味わう。
私たちは器を選ぶ時、つい「何を入れるか」を考えます。 コーヒーカップならコーヒー。 ワイングラスならワイン。 もちろんそれも大切です。
けれど本当に豊かな器は、 「何を飲むか」だけではなく、 「どんな時間を過ごすか」を変えてくれるように思います。
仕事を終えた夜。 静かな音楽を流しながらウイスキーを少し。 休日の夕暮れにクラフトビールを一杯。 その時に手元にあるグラスが変わるだけで、 不思議と時間の流れ方まで変わることがあります。
注ぐものによって、表情が変わる。
Glass Studio Uka のゴブレットは、 お酒だけでなく、ワインやビール、アイス珈琲にもよく合います。 透明なガラスだからこそ、飲み物の色や光の反射まで美しく引き立ちます。
ブランデー
琥珀色の深い輝きが、クラック模様に反射し、 夜の灯りに静かな余韻を残します。
ワイン
赤や淡い果実の色合いを受け止め、 グラスの中にやわらかな陰影を生み出します。
ビール
泡とガラスの揺らぎが重なり、 休日の一杯を少しだけ特別な時間にしてくれます。
アイス珈琲
深い珈琲色と透明なガラス。 氷の音まで心地よく感じる、涼やかな一杯に。
日常を特別にするのではなく。
このグラスを眺めていると、ある言葉が浮かびます。 「日常を特別にするための器ではない。」
むしろ、 「日常そのものを少しだけ整える器」 なのだと思います。
大げさな演出はいらない。 高級なお酒でなくてもいい。 いつもの一杯を、いつもより少し丁寧に愉しむ。 そんな時間のために作られているように感じます。
Glass Studio Uka / 梶川泰臣
今治市波止浜生まれ。 会社勤めを経て、吹き硝子の美しさに魅せられ硝子の世界へ。 吹き硝子作家・川原有造氏に師事。 2016年、愛媛県今治市玉川町に山の神硝子工房を設立。 2024年、Glass Studio Ukaへ改称。
2014年・2016年以降毎年秋季愛媛県展入選。 2020年秋季愛媛県展推奨受賞。 2023年、令和4年度21世紀えひめの伝統工芸奨励賞受賞。 各地で個展を開催し、工房横のギャラリー「未在」では毎年個展も開催されています。
KIKKAKEKKOが届けたいもの
私たちKIKKAKEKKOは、器や灯りや珈琲を販売しています。 けれど本当に届けたいのは、モノそのものではありません。 その先にある時間です。
忙しい毎日の中で、少し立ち止まる時間。 誰かと語り合う時間。 一人で静かに過ごす時間。 Glass Studio Uka のゴブレットもまた、 そんな時間を豊かにしてくれる道具のひとつです。
Glass Studio Uka Goblet